演奏家からのお便り 3

最終更新: 3月15日

今日はミュンヘン在住の川崎翔子さんからのお便りが届いています。


掛川のお茶屋さんにバックハウスのピアノがあって、ベーゼンドルファー社の素晴らしい調律師さんがついてくださるって!』と最初に伺い、『え?お茶屋さんにピアノ?しかも巨匠の所有していたピアノが?』…私の脳裏の中には複数のはてなマークが浮かびました。掛川の駅に着くまで複数のはてなマークは消えることなく期待と不安でいました。しかしその不安はすぐに消えました。まずMusic&ARTのマツダ夫妻がとても温かく迎えてくださり、そのピアノの鍵盤を彷彿するような白と黒のデザインの『お茶屋さん』の堂々とした外観、その2階に上がると和と洋の"いいとこ取り"をしたような黄金の間とも言えるような幻想的な空間が広がっていました。ピアノの音は、音の響きの帯にまるで目に見えるかのような丸い光がまとわりついているようなそんな素晴らしい心地がしました。何を弾いてもまるで自分がレコードで聴くような『昔の巨匠』になったような気分になれる、そんな夢のような"勘違い"をさせてくれるような素晴らしいピアノでした。

ベーゼンドルファーの鍵盤の数は通常より4鍵多い92鍵です。しかし、余分な4鍵が視界を妨げないよう大抵これら4鍵が黒く塗られているか、蓋が付いていて被されています。黒くなっておらず、白のままは、このピアノが初めてでした。最初は戸惑いましたが、調律師の福田さんに申し上げましたら、コンサート当日、素晴らしい秘密の方法でそれを黒くしてくださいました。また、ピアノに当たる光の加減を脚立に乗った紳士が繊細な角度調整をしてくださいました(後から、この方はベーゼンドルファー元社長坂井様と言うことを知りました…!)。

コンサートには地元の方々も多くお越しになり満席御礼、このコンサートシリーズが皆様に愛されていることを実感いたしました。6月の梅雨時にさらに会場の熱気も加わり、最後の方はピアノも若干汗をかいていたように感じましたが、このお茶屋さんの夢のような"黄金の間"で、敏腕スタッフの皆様の元、そしてとても温かいお客様と時間を共有させて頂いたこの日を今でも鮮明に思い出します!Music&ARTの更なるご発展をお祈り申し上げます!

最後になりましたが、近日に控えた日本でのコンサートについてお知らせさせて頂きます。4月2日(金)19時より、岡山はルネスホールにてリサイタルがあります。また7月22日(木・祝日)は14時より東京、銀座・王子ホールで、昨年からコロナの影響で再延期となっていましたリサイタルを開催します。今後のコンサート予定、CDのお問い合わせなどはこちらからご覧いただき、ご連絡いただけましたら幸いに存じます。

www.shoko-kawasaki.info



なお、川崎翔子さんのミニコンサートをガラ工房で7月31日に予定しています。

また詳しくは後日。


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